サービスの裏にこんな人いました。~転職先のコアな情報を聞き出せる匿名Q&Aサービス「JobQ」~


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社会人のみなさんは同僚や友人との飲み会でどんな話をしていますか?

「今月残業100時間突破したんだけど(笑)」
「あのお局ほんとありえん!」
「ウチの会社将来心配だわ・・・」

このような仕事のグチが出てくることはありませんか?
仕事の鬱憤を肴に飲む酒って格別においしいですよね。
ただ、グチを言っているだけでは何も改善されませんし、かといって具体的な行動にはなかなか踏み出せないものです。

筆者も会社を辞めたいと2~3年言い続け、結局その間転職サイトへの登録すらせず仕舞いでした。
テレビでもネットでも口を揃えて皆「時代は変わった」と言っているしそんなことは分かっている、この会社にずっといられる保証なんて全くないことも分かってる、でもどうすればいいか分からないから難しいことは考えず流れに身を任せ独身貴族を満喫、そんな日々でした。

そんな漠然とした不安に押し潰されそうだった昔の自分に猛烈プッシュしたいサービスが転職先のコアな情報を聞き出せる匿名Q&Aサービス「JobQです。

JobQってこんなサービス

JobQでは気になる企業について質問をするとそこに勤めている人(あるいは勤めていた人)が回答してくれます。
企業情報を収集する以外に、職場の悩みやキャリア設計といった働き方について相談する場としても使えます。
完全匿名なので転職サイトのような重々しさもなく、働き方に疑問を感じたらまず気軽に使っていけるサービスです。

そんなJobQを運営する株式会社ライボ代表取締役CEO 小川裕大さんにサービスにかける想いをお話いただきました。

 

JobQで世の中をどう変えていきたいですか?

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小川さん:

世界に出てモヤモヤ働く人が多いなと世の中全体に強く感じたのが、人材業界に対して課題を感じるきっかけでした。
ビジョンとして”個人が活躍する社会を作りたい”というのを持っているんですけど、そのためには一人一人が自分の選択したキャリアを自信と責任を持って生きていくことが必要だなと思っていまして。
じゃあどうすればモヤモヤ働いている人たちが自信と責任を持って生きていくことができるのかと考えたときに、キャリア選択の判断材料となる情報をしっかりと提供できればその課題って少しでも解決できるんじゃないかなと最初に考えたんです。
ネット上にキャリアの情報とか会社情報ってなかなか落ちてないんですよね。
ただ、一方で一人一人はキャリアを歩んでいるわけなので、これは僕らのよく使うワードなんですけど”全員がキャリアのプロ”なんですよね。
その人達が求職者やキャリアに関する悩みを抱えている人達に情報を提供すること、そういった場を作ることによって”個人が活躍する社会”を作ってきたいと考えています。

“個人が活躍する社会を作りたい”と思うようになったきっかけはなんでしょうか?

小川さん:

学生時代に学生団体やってましたとかサークルでバリバリ活躍してましたとか、エネルギーを持って活躍していた人たちっていっぱいいるんですけど、そんな人たちの多くがキャリアについてモヤモヤしたり仕事に対して不満を持っていることってよくあるなと。かと言ってそれに対して何かアクションしているかと言うとそうでもない。
そんな状況を目にしたときに歯痒さというか、勿体ないなと感じたことがきっかけでした。

JobQの現状について教えてください

小川さん:

リリースして5ヶ月経ちますが現在会員は約1000人、質問数が1000を超えています。
個人が持っていたり質問で挙がったりした企業の数も1000社に達しています。

JobQで登録されている企業に傾向などはありますか?

小川さん:

質問の内容として出てくる企業さんの属性としてはベンチャーが多いです。
ユーザーさんもベンチャーに興味のある人達がJobQを知って、使ってくれているケースが多いので。
回答者の年齢、職歴、就労経験のある企業の傾向は結構まちまちです。
今のところベンチャー企業やスタートアップの転職情報ってすごい希少なんですよ。
転職エージェントさんが持っている情報くらいしかないのではないでしょうか。
ただ、転職エージェントさんが持ってる情報ってどうしても求人出している企業側に偏ってしまう傾向があるんですよね。
キャッシュポイントがそっちにあるので。
そういったシガラミがないためフラットな情報が集まってくるというのはJobQというサービスのいいところですね。

今後JobQをどう発展させていきたいですか?

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小川さん:

転職とかになると非日常な領域になってしまうので使ってくれる人も限られてきてしまうじゃないですか。
なので、もう少しキャリアっていう広い枠組みの中で、個人が持っている悩み相談的な質問も増えるようにしていきたいです。
例えば「営業でうまくいきません」とか「エンジニアになりたいんですけどビジネス職からでも転職可能でしょうか」とか。そういったネットに落ちていないキャリアの相談をできるようにすることで、もっとサービスとしての価値を向上できるのではないかと思っています。
“個別具体的”という言葉をよく使うんですけど、個人が持っている悩みってすごくピンポイントじゃないですか。
そういったピンポイントの悩みでもJobQならカバーできると思っていて、同じような悩みを持っている、あるいは持っていたという人たちがサポートしてあげられるような仕組みを作っていきたいなと思っています。

それと、コミュニケーションをもっと活性化させていきたいと思っていまして、キャリアの悩みや転職情報がコミュニケーションの中から出てくるという状況を作っていきたいです。
今のスマホ時代にあったQ&Aというものを僕らとしても目指していきたいと思っています。
今も結構コミュニケーションは発生しているのですがもっともっと増やしていきたいですね。
キャリアがテーマだとどうしても重くなってしまうんです。
みなさんすごいガッツリ書いて下さって、コンテンツの質としてもすごい高いものになっているし、そういった状況は凄く嬉しいんですけど。
もっともっとそれに対してレスポンスが返ってくるような、フランクな会話もあっていいかなと。
そのあたりをもっと促していきたいですね。

JobQで自慢したいところはありますか

小川さん:

やはりWEBでは拾うことのできない”個別具体的”で個人に合った情報を手に入れられるというところはJobQのいいところだなと思います。
それと、回答者がみなさん善意で使ってくれているというところでしょうか。
「だれかのためになりたい」というモチベーションで回答してくれているので情報の質がやっぱり高いところで担保されています。
そのあたりの仕組みが回っているのは僕らのサービスのいいところだと思っていますし、誇れるところだと思っています。

なぜ善意で回答がつくのでしょう?

小川さん:

楽しんで使ってくれている方が結構いらっしゃいますね。
出会いとかコミュニケーションとかもそうだと思いますし、いいね!がついたりランキングが上がると単純に嬉しくて、モチベーションになっているのだと思います。
あと、自分が苦労したことや自分だけが知っている情報ってそれを欲している人に教えてあげたくなるみたいなことあるじゃないですか。
ユーザーの属性を分析して彼らに適した質問を届けるようなアルゴリズムを作っているんですが、それがうまく機能しているのかなとも思います。

JobQがどうやって生まれたか教えてください

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小川さん:

昔、独立して新卒向けのサービスをちょっとやっていたんですが、就職活動のときに知り合った現COOの小谷も新卒の採用支援会社にいたので情報交換を兼ねて何年か振りに会うことにしたんです。
会ってみると小谷も既に退職を決めていて、退職後はアジアをバックパックすると聞き、その場はじゃあ帰ったらまた会おうかくらいで別れました。
小谷が帰国後、転職向けでサービスを作りたいことを打ち明け、小谷自身も転職マーケットに課題意識持っていたこともあって、なんかいいサービスつくりたいねとゼロベースから一緒にやることになりました。
それが去年の12月くらいですね。

ここまでくるのに辛かった話はありますか?

小川さん:

やっぱり産みの苦しみみたいなところはありましたね。
コンセプト決めきるところとか。
ユーザーさんや投資家さんなど、色々な方に話を聞いてもらったんですがみんな言うこと違うんですよね。そりゃモノがないので当たり前ですが。
ある人はAがよくてBがダメと言っても、別の人はAがダメでBがいいって言うし。
サービスを決めきるまでのプロセスはすごく苦しかったです。
ただその時思ったのは、すごいみなさん親身になって壁打ちさせてもらえるんですけど、やっぱり決めきるのは自分たちなんだなということですね。
如何に早く決めきるかっていうところは、僕らとしてもとても貴重な勉強をさせてもらったなぁと感じています。
いざリリースするとユーザーさんからメッセージを受け取ったりメディアの取材を受けて会員が増えたり、そういったリアクションが見えるのですごい嬉しいですし、苦しかった時期を忘れさせてくれますね。

逆に嬉しかった話を聞かせてください

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小川さん:

やっぱり調達ですね。2015年6月にCAV(サイバーエージェント・ベンチャーズ)から資金調達させていただきました。
CAVの竹川さんには「JobQ」を作る段階から非常にお世話になっていました。
竹川さんも転職マーケットに僕と同じ課題感を持ってらっしゃって、「Bにキャッシュポイントがあるからいい情報が出てこない、だからCに寄ったサービス作りたいんです」というコンセプトにすごく共感してくれたんです。
長い間コミュニケーションさせていただ末、「一緒にやろう」と言ってくれた時のことは死ぬまで忘れないと思います。

こんな会社作りたいというビジョンはありますか?

小川さん:

自分の能力を、社会に発信できるような人が集まる会社にしたいです。
それが”個人が活躍する社会を作りたい”っていう僕らの会社のあるべき姿だと思っています。
「○○さんて実はライボさんのとこの人だったんだー」って言われるような人材が増えるといいなぁと思っています。

それと、自分たちのサービスを通じてどうしたいかっていうところはとことん考えていきたいです。
そこからブレイクダウンしていくと、どういうサービスを作るべきかという話に落ちてくると思うので。
売上げを上げるとか、会社経営をしているとそういった手元のところから積み上げていきがちになると思うのですが、常に自分たちはどういう価値を発信するんだっけ、そのためにはどういうプロダクトが必要なんだっけ、と上から落としていけるような会社にできるといいなと思っています。

今後も転職系に絞って活動されるのですか?

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小川さん:

一旦は人材の領域で課題があるので、そこを解決したいというのはしばらく変わらないと思います。
ただ、最近ずっと思っていますけどやっぱりC向けのサービスをずっとやり続けたいというのはありますね。
蓋を開けてみたら予想と逆だったっていう、「マジか!」みたいなことが既にいくつかありますが、この感覚がたまらないです。

仕事観で大切にしている信条にしているようなものはありますか

小川さん:

3つあって『楽しむこと』『楽しもうとする心を持つこと』『自分の強みを最大限活かすこと』というところを大事にしながら仕事をしています。
1つ目は、楽しむって個人が活躍することに直結すると思ってるんで僕ら自身も楽しんで仕事をするのはすごく思ってます。
2つ目は、やっぱりつまらないことでもやらなきゃいけないことっていっぱいあるじゃないですか。
それも結局勉強だとか、だれかとコミュニケーションをするときのネタにならないかなぁとか、自分にとってプラスになるような受け取り方をすることが大事かなと思っています。
3つ目は個人が活躍する=自分の強みを最大限発揮するということだと思うので、そこも大事にしています。

インタビューをしてみて
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笑顔が印象的な小川さん

JobQの裏側には一見ふわっとした明るい好青年がいらっしゃいました!
しかしその謙虚さとは裏腹に、瞳には社会を変えてやるという熱い意志がメラメラと燃え滾ってました!

JobQは筆者自身利用させていただきましたが、まず返ってくる回答の質の高さに驚かされます。
企業情報に対する回答率も高いですし、どんな相談にも社会人経験豊富と思しき方々が親身になって乗ってくれます。
以前取材させていただいたペコッター同様、サービス全体に温かさを感じました。

株式会社ライボではJobQの他に、様々な人の働き方や話題の企業情報を紹介するブログメディアJobQuestを運営しており、自分の働き方に迷っている人にとって大変参考になると思います。

「このままじゃマズイ気がする」

そう思ったら是非使ってみることをオススメします!

JobQ と JobQuest で働き方について考える第一歩を踏み出そう!

シェア紀末救世主ケンシェアロウさんからのお願い